整骨院・接骨院・整体・整形外科の違い

激安マッサージ店の時給と経営者の儲け

激安マッサージ店が増えている理由は、『働きたい人がいるから』と2980円の激安マッサージ店で書きましたが、私のように整体しかやってこなかった『他の業種では使えないような人』は、自分のお店が潰れたら雇ってくれる場所も限られてしまいます。

特に治療技術や人間性に問題があり、潰れるべくして潰れてしまった整体やマッサージの先生などは、整骨院や病院などの医療業界の人はまず拾ってくれません。

『働きたい人がいる』というのは、2980円の激安マッサージ店が、整体やマッサージでしか食べていけない人たちの『就職の駆け込み寺』の1つになっているためです。

また、これから自分で整体院などのお店を出したい人は、多くの方をマッサージして経験を積んでおく必要があり、その絶好の場が激安マッサージ店になります。

激安マッサージ店は、『修行の場』『駆け込み寺』という要素が少なからず存在する

お給料の話になりますが、知人が働いていた2980円マッサージ店は、お店に『雇われる』という形ではなく、お店に『場所を貸してもらう』という形になっていて、それぞれのスタッフが個人事業主(=自営業)という状態で働いていました。

そのため、アルバイトのように時給計算ではなく、売上の50%前後を『報酬』として受け取る形になっていました。

しかし予約が一杯で休む間もなく働く感じになるので、60分働けば『2980円+298円(消費税10%)÷2(50%の報酬)』で1639円、8時間勤務だと13112円の報酬となります。

激安マッサージ店の報酬は、雇用形態によって異なりますが、時給に換算すると1500円前後が多い

もし、『週5日のペースで1日8時間』を激安マッサージ店で勤務した場合、1ヶ月の勤務を22日で計算すると28万8464円が最大月収になり、最大年収は346万1568円になります。

自分のお店が廃業してしまった整体師や、独立のために経験を積みたい人、またはマッサージ未経験の女の方でも、相場よりも高い時給で働けるので、激安マッサージ店はありがたい働き場でもあります。

また、整体院は週1日休みのところが多いので、年間295日【365日-(日曜日52日+祝祭日18日)=295日】働いたとすると、386万8040円が最大年収になります。

【参考】自営業とサラリーマンの手取りの違い

完全週休2日、8時間勤務で最大年収346万円

ここまではスタッフの収入のお話をしましたが、経営者(お店のオーナー)の収入は、スタッフに50%を渡した残りの50%になります。

つまり、マッサージをしているスタッフと同じ金額だけ、経営者(お店のオーナー)は収入を得ることができます。

私の地元にある激安マッサージ店の営業時間は、午前10時から深夜1時までの15時間だったので、ベッド1台あたり15人までギリギリ入れますが、さまざまな事情を考えると12人くらいが現実的な数字になると思います。

1639円(ベッド1台の1時間あたりの収入)×12人(ベッド1台で1日にマッサージできる最大人数)=19668円(ベッド1台で1日に経営者が手にする金額)

もし同時に5人施術できる(ベッドが5台ある)激安マッサージ店だった場合は、ベッド1台で1日19668円の収入があるので、5倍の98340円の収入が経営者(お店のオーナー)に入ります。

1ヶ月を30日で計算すると約295万円、年間360日営業したとしたら3540万2400円になるので、激安マッサージ店が増えている理由は『経営者のうまみが大きい』という部分が本当は最もな理由になります。

ただ、今は数が増えている途中だから良いでしょうが、ある程度飽和状態になると、少しずつ淘汰される時代が来ることでしょう。


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